海外投資が広がりつつある中で海外ファンド詐欺に引っかかってしまった方からの相談が急増しています。「本名を明かさない」「資格を保有していない」「資金を直接預かろうとする」「世界では流通していない商品を扱っている」などという場合は要注意です。
以下はアブラハム・プライベートバンク株式会社の2005年10月のメールマガジンからの抜粋です。
海外ファンドの詐欺にご注意を
輸出立国から投資立国へ、と日本の政策が転換する中で国民一人一人が自分の資産を海外で運用する時代になりました。ところが、その海外投資ブームの中で海外ファンド詐欺に引っかかってしまった方からの相談が急増しています。
2005年10月11日 より抜粋
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最近、「オフショアに投資をしましょう!」という電話が多くないですか?
その誘い文句はこんなかんじです。「海外投資(オフショア投資)とは、ケイマン島など租税回避地域に設立されたファンドに投資をすることです」
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「国内で販売されていないファンドを購入することで、高い利回りが追求できます」
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「ですから、今後の老後資金を海外に移転させましょうよ!」
「節税対策になりますよ!」【インチキ・海外ファンド(オフショアファンド)業者の見分け方】
1.本名を明かさない(偽名でビジネスをしている方、結構いるようです)
→ もし、怪しい人から連絡があったら、責任者の身分証明書を見せてもらいましょう。2. FP資格、投資顧問登録、これに相当する海外での登録・資格等、何もない
→ どこかの登録免許を勝手に盗用している場合もありますので、必ず本国にチェックしてください。3.全く関連性のない業界からの転身(ブーム便乗組み)
→ その人のバックグラウンドが投資・金融機関出身かどうか、チェックしてください。4. 資格もないのに資金を直接預かろうとする
→ この場合は警察に通報してください。5.世界では流通していない商品(日本人向け自社開発商品)のみ扱っている
→ 資格もなくファンドは組成できません。必ずチェックしてください。6.過去の職歴を偽る、答えない
→ 筋のよくない企業の出身ではないか、注意してください。7.自身の生活に余裕がない
→ その人を見て、「人間」として余裕があるか見てください。
貧乏な業者がお客さんを富裕にできるはずがありません。8. 顧客と海外の金融機関との直接契約をさせない(自社が契約相手方となる)
→ これは違法行為です。海外ファンドを購入する際に、決して日本の会社と契約しないでください。
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