海外ファンド(オフショアファンド)への投資に関する情報を提供するには、「投資助言免許」が必要です。ランキング1位~3位に選んだ業者は、資格・実績はもちろん、コストパフォーマンスの面でも優れており、自信を持ってお勧めできます。
海外ファンド(オフショアファンド)を購入できる会社総合ランキング
→HPへ http://abraham-bank.co.jp/
ピクテ ファイナンシャル マネジメント コンサルタント株式会社
親会社が世界最大級のプライベートバンクであることの高い信用力。
→HPへ http://www.pictet.co.jp/
第3位
株式会社アセットナレッジメント
関東財務局 投資単位は高額だが法令遵守を徹底。
(次点)資産家ネット 関東財務局 ゴールドスター・アセットマネジメントが運営。助言資産額を確実に増やしている。
→HPへ http://www.shisanka.net/index.html
【総評】
海外ファンドの投資助言業者を選ぶにあたっては、儲かるかどうかの前に、まずは「安心」のプライオリティ最も高いのではないかと筆者は信じています。TOP3のランキング業者は、安心して魅力的な海外投資に踏み出すための入り口として最適です。
今回、筆者はこのランキングを選別するにあたって、3社すべてに実際に訪問し、その対応や資料を吟味しました。
1位のアブラハム・プライベートバンク株式会社(http://abraham-bank.co.jp/)は、金融業界の閉塞感を打ち破り、各種メディアで注目を浴びています。
ダイヤモンドZAI(2012年4月号:左図)では、個人が海外の優良ヘッジファンドを直接買うノウハウを提供する国内助言会社として特集されています。
ワールドビジネスサテライト、NHK、大前研一ライブなどにも登場するなど海外投資業者の中では一番有名と思われます。株主は東京海上保険、みずほ銀行系VCです。
個人投資家から見ると、「投資助言手数料が一番安いこと」、「助言対象ファンドが豊富なこと」「定番ファンドがあること」などから、海外投資の初心者ならまずはアブラハムが安心です。
公式ページからは、投資助言実績や助言対象ファンドは入会前には知ることができませんが、「アブラハム・プライベートバンク 評判 クチコミ徹底解剖」(http://abrahamprivatebank.blog.fc2.com/)というまとめサイトに一部記載されています。世界ランキング上位のファンドを推奨する方針です。
同社の採用ページには営業担当者が出ています
サービスについては、同社のアドバイスに基づいて実際の投資がなされない限り、顧客に対しては、入会金その他、いかなる費用も一切不要という点も安心感があります。入会条件となるDVDも不満の場合、全額返金されます。なお、デメリットは、同社は助言会社として組織化されていることと表裏一体ですが、能力の低い担当者に当たると、同じ投資相談をするにしても差がでるリスクはあります。
第2位の「ピクテ ファイナンシャル マネジメント コンサルタント」については、親会社である誰もがご存知のピクテの信頼感が、ユーロ危機を挟んでもまったく揺らぎがありません。欧州の金融機関の格下げが相次ぐ中で、同社は引き続きAA-の高格付けを維持しています(http://www.pictet.com/en/home/about/ratings.html)
オフィスは某ホテルの一室です。スイス私募の形態の上でオーダーメイドのポートフォリオを提案します。なおピクテの場合はグローバルな投資戦略があらかじめ本部で策定されており、「日本は買わない」と決められています。代表は元日本興業銀行出身です。デメリットは「紹介」でしかアクセスできないことです。しかしながら担当者と長期的な関係を構築できる点は得がたいメリットです。
3位のアセットナレジメントは、為替の世界の有名人です。筆者のような40代外資金融出身者なら名前は知っています。個人経営方式で、同社代表はその穏当な対応が印象的で、元大手外資系機関でヘッドを務めた経験から、適切な相場観に基づくアドバイスを受けることができます。投資単位が大きな投資家への対応に慣れていることもポイントです。
逆に、同社代表と相性が合わないことがリスクとなります。1位のアブラハム・プライベートバンクが実績ある有名ヘッジファンドを主に助言対象としているのに対して、アセットナレジメントは知る人ぞ知るマニアックなヘッジファンドに関する助言をしています。玄人受けする会社です。
このランキングはあくまで一例です。投資助言会社は日本に約1100社あります。自分にあった投資助言会社を探してみるのもいいでしょう。
ただし、繰り返しますが、上記3社に共通しますが、「投資助言契約」を結んでから商品説明をするという原則を順守している会社に相談してください。まずは法令を守る会社が顧客の資産を守るのです。ランキング上位3社はいずれも実績があるので安心といえます。
(追記)
投資助言会社の親戚のような業態の「投資一任会社」のAIJ投資顧問の事件は、社会の注目を浴びました。
事件のあった2012年1月にはじめて金融庁がAIJに対して検査に入り、そこでAIJの虚偽運用が発覚しました。そういう意味では、一度でも金融庁の検査を受けた後の会社が安心です。ランキング上位3位はいずれも金融庁の検査済みです。
投資助言業者は1100社以上あるため、検査が入るのは大手の一部になります。(そもそも投資助言登録をしていない無登録のブローカやFPについては論外になりますので注意してください)